カメカメ企画の月イチ兵法武学研究会は、1dayクラスで開催しております。
1日入れ替わりなく、途切れることもなく、同じメンバーでの通しでのお稽古です。
1dayならではのたっぷり導観法やじっくり対人稽古は、普段の3倍くらいの密度の濃さです。
その場にいるだけで身体が整う感じがあります。
これから武学の稽古学習を通じて、本当に自力を養いたい人には1dayクラス、とってもおすすめです。
日帰りも可能ですので、遠方の方もご検討下さい!
今日(昨日)は関西では初めてのカメカメ企画での一日通しの武学(通称:兵法武学研究会)の会を行い、無事に、盛況に終わりました。
東京での武学も今年の年度の変わり目からこの形式での光岡武学の教示教伝を始めたが、西日本では今回が初めてとなる。
結論から言うと、本当にこの形式にして良かったことが多々ある。
それは、その一日を通じて稽古する人が入って行ける深度が二日分ぐらいの深度になる。
たしかに、時間のない参加者が少しだけでも稽古したい気持ちは分かるが、そのような人のためには週の半ばではあるが【武学入門GPC(グループ・プライベート・クラス)】などを開催することにしている。
昨日の大阪カメカメ企画の一日通しの武学の内容としては“その日の導観法”から入り体観覚と体感覚を養って行く。」
これは、光岡武学の醍醐味の一つではあるが、こればかりはリアルタイムのライブでないと分からないし、リアルタイムのライブに居ても分からないことの方が多々あるようだが、本当に光岡武学の導観法などは稽古が“ライブ”である意味そのものである。
今回は導観法から少し休憩したら、すぐに対人稽古へ移り「小手の取り方」の基本を稽古して行った。
この基本が、実は結構難しく、初心者からすると意味の分からない細かいディテールを捉えて行かないと技の展開が為されず「その技や動きは出来るけど、次に繋がることへ繋げて行きにくくなる」問題が基礎や基本の細かいディテールと関わってくる。
この細かいディテールを稽古で洗練しながら、あまり教え過ぎないよう、技や動きは私は幾らでも見せるが、皆が上手く出来たり出来なかったりしても、それも含めて自分の体感覚や体観覚で考えることも必要なので、少し皆に自分の体感覚で考えてみてもらうようにした。
その流れで、最後は単純に技をかけるだけや、かけられるだけでなく“技のかけられ方” にもフォーカスを当てて行った。
つまり、技をかける方は集注観、勁導などを相手と同調させれば良いのだか、技をかけられる方は“かけられ方”により、そこから次に展開するための感覚現象が有るか否か、勁導が通っているかが決まってくる。
最後は、この“かけられ方”の違いにより、かけ返し技の可能性があるかどうかが決まって来ることを体験して行った。
そのためにも、その前の稽古で身に付いたことを表面的/動作的には捨てて、内在化させ勁道を集注観の転換にて誘導し、その勁導が導き出す感覚現象から生じた動きを捉えて行く稽古を行っていった。
これからの大阪での光岡武学は、当分この形式での開催となります。
9月以降のカメカメ企画の武学(通称:兵法・武学研究会)では、稽古の深度や参加者の内容の獲得度が以前とは断然の差がでるように参加形式を変えることになりました。
この新たな一日通しの参加形式は、習う側、稽古する側、指導する側のいずれに取っても確実に深度が深まる、武学を通じて失われた身体、身体観を取り戻して行きたい方には有意義な参加形式となります。
ただ、一つ試されて来るのは、このような稽古場で作り出されて行く武学独特の空感に着いて行かざるを得なくなり、その中で着実に確実に一つ一つの課題とテーマをこなして行くことが出来るか否かが自分に問われて来ます。それは無論、指導する側の私にも一つ一つの課題、テーマ、内容を皆の深度が深まるよう教伝できてるか否かが問われて来ます。
この新たな形式での稽古場の空感(空間)は、今まで分散して入門、基礎など分けて受講していた頃とは全く異なり、稽古場の質を深めるための空間、空感、空圧は上がって行きますが、その深さは静かにして心地よい稽古場の空間へとなって行きます。
これは、光岡武学で提示されている武術や武芸の身体観を習得/獲得してゆく稽古を行う上で、最低限この程度の空圧の中で丁寧に冷静に動けるよう行為を試みなければ、そこで丁寧に稽古している内容を実践時には瞬間化しなければならない。それを先ず稽古場の環境と条件の中でできなければ実践に近い状況での同じ動きや技を丁寧にも瞬間化することは不可能です。
その静かに丁寧にゆっくりと稽古している内容の質を阻害することなく瞬間化する技術は当人が出来るようになってくれば、自然と武学の応用の入口が見えて来ます。
要するに、このような基礎内容が丁寧に冷静に稽古でき、そこで稽古し習得/獲得した質を阻害することなく自力で表現できれば、武学の基礎内容を真に理解し、それが応用へと移行するための準備が整って来たとも言えます。
簡単に言うと稽古場で獲得された内容を空感の空圧、重圧を加えて行き、その中で更に洗練された質で動きや技法を行えるようなると武学の基礎が少し身に着いて来たことになります。
結局は過去に基礎、応用的な内容なども紹介したりもしたが、私から見て誰もが他力としての指導や教えがあるから出来ている人はいたが、自力で出来ていた人は皆無に等しかったところが本当の所であり、今回の指導形式を変えた理由もその辺りにあります。
よって、その稽古に参加する人たちの自力を形成するためには、今の様な稽古体制になる必要が生じた訳ですが、この新たな形式は“本当に”自力の実力を付けたい方には良い稽古場になることは確実です。
ただ、その分だけ内容も以前に増して難しくなるところも多々ありますが、当人の実力を当人が目の当たりにしないといけないので、そこでは個々のプライドや自我、自我意識、エゴ、自己保護性、ナイーブさなどが解体されていくことに対しての打たれ強さが養われて行く必要もあります。
修学者、稽古人は、まずは自身の等身大の実力を知り、そこから自ら自分の強みや良いところはそのまま普通にし、そこも生かしながら、更には自らの弱さや弱点を如何に生かすかを稽古しながら考え、そこを稽古に生かせるよう稽古指導を受けながら稽古を試みて行けるようして行きたいと考えております。
武学、武術/武道などが全く未経験の方や見直したい方、武学の基礎の基礎を習いたい稽古したい方は、少人数で受講できる12月25(水)に開催の「武学GPC-光岡武学の四つの基礎、五つの身体の層位を習い稽古する稽古会〜初学者向けの兵法・武学研究会、基礎ノ基礎講座」※を受講ください。こちらの講座は、また、様々なことへと何れ枝分かれして行くためのベースとなる基礎ノ基礎や基本ノ基本を習いたい方、見直したい方向けの内容となりますので、よろしかったら是非こちらを受講ください。
国際武学研究会 代表 光岡英稔
12/21(土) 1day兵法武学研究会 | 15,000円 当日現金にてお支払い下さい |
参加費とは別に会場費を別途頂いております。参加人数により変動あります。 500円から1,000円 |
武術未経験の方、始めたばかりの方(1年半未満の方〜)は、水曜日の夜に開催の「武学入門GPC-光岡武学の四つの基礎、五つの身体の層位を習い稽古する稽古会」がおすすめです!
武術の経験あるなしにかかわらず、光岡先生の講座をはじめて受講される方には「武学入門GPC-光岡武学の四つの基礎、五つの身体の層位を習い稽古する稽古会〜初学者向けの兵法・武学研究会、基礎ノ基礎講座」を最初にご受講下さい。
四つの基礎や五つの身体の層位の理解や体験が武学の今後の武学のお稽古には必須となります。
※武学入門GPC-光岡武学の四つの基礎、五つの身体の層位を習い稽古する稽古会〜初学者向けの兵法・武学研究会、基礎ノ基礎講座
こちらの講座は武学の初心者、始めたばかりの方(1年半未満の方〜)は必見です!
一つ言うなら“ここが分からないと光岡武学(通称:兵法・武学研究会) は理解できず”と言った内容を中心に稽古を進めて行きます。
裏を返すと“ここ(四つの基礎、五つの身体の層位)”が分かると光岡武学の最も基盤となる所が分かるので、そこから先の習得、体得が上手く行くようになるような内容を中心に稽古で取り上げて行きます。
光岡武学、四つの基礎
・左右観
・四つの陰陽表裏
・四方のからだ(身体)
・まだら観(み)の基礎
こちらで紹介される内容は武学の初心者/初学者から武学の摩訶不思議にして実践性を持つ光岡武学の内実を四つ基礎から紐解いて行きながら、その根本的な要因を稽古しながら経験的に知って行きながら習得、獲得して行きます。
光岡武学、五つの身体の層位
1.思惟的身体
2.物理的身体
3.経験的身体 一 (感覚体)
4.経験的身体 ニ (客体)
5.経験的身体 三 (気之体)
この、五つの身体の層位の一つ一つが如何に実際の武術/武芸の技法、業(わざ)、術に繋がって行くのかを知って行きます。
「光岡武学の四つの基礎、五つの身体の層位を習い稽古する稽古会」は初心者は必見!
経験者も光岡武学の基礎/基本、根本原理の理解を見直し、深めて行きたい方にはオススメです。
講師 光岡 英稔
12/25(水) 武学入門GPC | 15,000円 |
参加費とは別に会場費を集金させていただきます。 1,000円から1,700円。参加人数により変動あります。 |