~マナボ☆コラボ №5~
小山先生と光岡先生から
古流居合と剣術を習うスペシャル2days

全くの初心者から習えます!

講習会概要

小山 隆秀光岡 英稔
講師
小山 隆秀修武堂主宰 講師紹介
光岡 英稔武術・武学研究家 講師紹介
講座について

11月にカメカメスペシャルマナボ・コラボ第5回目となります兵法武学研究会の光岡先生と弘前の林崎新夢想流居合・卜傳流剣術の小山先生とのコラボ講座を開催します!

津軽に伝承された最古の居合林崎新夢想流居合と卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術を家伝とされる小山先生から直接指導を受け、光岡先生から林崎新夢想流居合や卜傳流剣術に必要な身体観の捉え方、勁導、集注観を学び、津軽の古流の居合や剣術をたっぷりお稽古する恒例のスペシャル企画です!

カメカメのマナボ・コラボは、全くの初心者の方から参加できます!

居合や剣術もやったことない方でもご関心のある方なら、年齢、性別問わずお二人の先生から直接ご指導頂ける、またとない機会です!

帯の巻き方や木刀の持ち方から、奥義まで全部、ご指導頂けます。

初めての方にはハードルが高そうな感じがするかもですが、小山先生のつっこみどころ満載の素朴な天然キャラにクスクス笑いが絶えない、真剣でありながら、のどかなお稽古場ですので初めての方も緊張しないで学べます。

全然えらぶらない、稽古を一番楽しんでおられ三尺三寸を抜いた時の小山先生は超絶かっこいいのに、すっとぼけたとこもたくさんある小山先生にぜひ会いにきてください。民俗学に興味のある方ならぜひとも小山先生に会ってほしいです!

23日(土)、一日目は、居合のお稽古です。

林崎新夢想流居合の基本「向身」七本をお稽古します。

礼法から始まり、座法の扶据(ふきょ)や長い三尺三寸の大刀の抜刀、納刀、七つの型をじっくりみっちりお稽古します。

伝承者である小山先生をはじめ、ご子息の秀晃先生、櫻庭先生、齊藤先生と四人の先生より手取り足取りご指導いただけますので初めての方でも楽しめます。

林崎新夢想流居合は、戦国末期の剣豪 林崎甚助によって創流され、「最古の居合」とも言われています。

至近距離にいる相手が九寸五分(約29cm)の小刀で突いてくるのに刃の長さが三尺三寸(約1m)もある長い刀で斬りとめることができるのかという命題から流儀が生まれ、17世紀に弘前藩にも伝来し、藩剣術師範家である小山家は卜傳流剣術と共に指南役を務められてきました。

力みがあるとなかなか抜けないので力みがどこで生じるかをみつめる良い機会にもなります。

普通の木刀で型のお稽古をしても充分身体を練ることができますし、抜けなくても型が覚えられなくても大丈夫!

光岡先生による観法で少しずつ抜ける方向へ向っていきますから初めての方もどうぞお気軽にご参加ください。

光岡先生から習う身体観で更に内実を深めていけると思います。

絶対不利な状況に応じる体験は、これからの日々の暮らしにもいきてくると思います。

単純に抜ける気がしない長さの刀を抜刀できるとめちゃくちゃ気持ち良いです!

この時の小山先生は超絶かっこいいです!

なにしろ三尺三寸という長い刀を持ったり、抜いたり納めたりのお稽古をすること事態、滅多にないことです。

ご興味のある方はぜひ三尺三寸に触れに来てください。

24日(日)、二日目は、剣術のお稽古です。

卜傳流剣術の基本大太刀「表」と「裏」をお稽古します。

伝承者である小山先生をはじめ、ご子息の秀晃先生、櫻庭先生、齊藤先生と四人の先生より手取り足取りご指導いただけますので初めての方でも楽しめます。

弘前市無形文化財卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術伝承者(2009年4月15日卜傳流剣術が弘前市無形文化財に指定)である小山先生から直々に卜傳流剣術をご紹介頂けます。

『卜傳流剣術は、戦国末期の剣聖塚原卜傳にはじまり、17世紀に小山家にもたらされてから代々、林崎新夢想流居合と併伝しながら幕末の動乱もくぐりぬけ、現在まで伝えてきた古いタイプの剣術です。さらに卜傳を流祖とする武術は、現代では国内外でも数例しか残っておらず、大変希少な流儀です。』

関西で卜傳流が家伝である小山先生から直接ご指導いただけるのは、カメカメだけです!

光岡先生からは、基本大太刀をふまえた上で、身体観の捉え方、勁導、集注観をご紹介頂き、剣術への理解がさらに深まります。

今回は光岡先生から日本剣術の中核をなす身体観、勁導、集注観、型の捉え方などの初公開となる新発見の内容もあるとのことで、武学好き剣術好きの方なら見逃せない内容です!

甲野先生と光岡先生の剣術コラボで習った基本太刀のように激しい打ち合いはありません。

卜傳流は、えっこれだけ?みたいな地味さです。

動作は地味で簡単にみえるけど、その内実の豊かさにおおっとなり面白さを存分に味わえます。

卜傳流剣術や林崎新夢想流居合については月に一度自主練習会を開催しております。

もしその後もご興味があり、継続的にお稽古を希望される方には、詳細お知らせいたします。

全く初めての方も、普段居合のお稽古をされている方も、小山先生と光岡先生に同時に剣術と居合を習える機会、津軽でのみ伝承されてきた古流の流派を関西で学べる機会はそうそうありませんので、初心者、経験者問わずぜひご体験頂きたいと思います。

経験、流派を越えてご体験頂き、小山先生、光岡先生のお二人から学べる醍醐味を味わっていただけたら!

また稽古の合間に小山先生から武家屋敷での作法や弘前藩士の妖怪への対応法などのお話しなども伺えるかもしれません〜

普段の動きやすい格好で大丈夫です。

武具や帯もお持ちでなければお貸しできます。

津軽に伝承された最古の居合林崎新夢想流居合、卜傳流(ぼくでんりゅう)剣術を家伝とされる小山先生から直接指導を受け、光岡先生から林崎新夢想流居合や卜傳流剣術に必要な身体観の捉え方、勁導、集注観を学び、津軽の古流の居合と剣術をたっぷり味わう恒例の二日間は全くの初心者の方でもご参加頂けます!このまたとない機会をどうぞお見逃しなく!

みなさまのご参加をお待ちしております。

先生方よりメッセージ

(小山隆秀先生 修武堂 主宰)

津軽の剣が今年も大坂にまいります。

 今回も御紹介する卜傳流剣術と林崎新夢想流居合は、

戦国末期に創始されて日本各地へ広がり、北国津軽にも伝来して、長い歴史とあまたの人々の心身を経て、現代まで伝えられてきた古い武術です。

 古流武術のなかでも古い系統なので、近代以降、あまり使われなくなった姿勢や技法を多用します。さらに稽古の設定も現代の我々の価値観とは少々異なり、不思議に思われるかもしれません。

 しかしその違和感、奇妙さにこそ、私達が忘却しつつある、多くの戦いを経てきた先人達の心身と経験知へとアクセスするヒントが隠されているはずです。

 歴史の闇の中に隠された、いにしえの剣技の理とは何か。

様々な武術を深く経験されて研ぎ澄まされた光岡英稔先生の導観法の光で照らしていただきながら、皆さんとともに少しずつ紐解いてまいりましょう。

遠い過去から現在へとつながれた武の伝承と、その生命力を呼び覚まし、我が身で体験していく場となることでしょう。

 私も大変楽しみです。

みなさま大坂でお会いいたしましょう!

(講座内容について)

11月23日(土)は、江戸時代から大正期まで、我が家で師範を務めていた津軽の林崎新夢想流居合をご紹介します。

 これは、刃が三尺三寸(約1メートル)もある長い刀を操る居合です。

 長い刀は、広い空間であれば、自由に抜いて振り回すことが可能で、非常に有利な武具となりますが、狭い空間、特に前方を塞がれてしまったときなどは、抜き差しすら全く困難になる弱点があります。

 その弱点を克服するため、戦国末期の開祖林崎甚助師が見出した独特の座り方「趺踞(ふきょ)」と稽古法をご紹介します。

 修行者が最初に学ぶ基本「向身」七本です。ゆっくりと稽古して参ります。

 特に最初に学ぶ「押立」は、一本目でありながら極意ともいえ、これを習得すると、その後の学びは全て順調に進んでいけるようになります。

11月24日(日)は、17世紀以来、我が家で代々伝えてきた卜傳流剣術の大太刀「表」「裏」五本をご紹介します。

これは当流の大太刀(定寸の刀を扱う剣技)の基本であり、実に素朴な所作です。

修行者は、「基本元素」ともいえるこの五本の形を習得した後、それを応用変化させながら、さらに数段階の過程を上がって上達を目指します。

しかしこの表五本は、あまりに単純な動きであり、少年時代の私は、ふだんの剣道稽古の激しさと比べて全く実感が伴わず「何の稽古なのか」と不思議に思ったものです。

その後、少しずつ稽古が進むと、剣道稽古では見落していた風景もみえてきて、その深さと重要性、面白さがみえてきました。

今回、皆様と稽古をご一緒するなかで、往時の武士達がどのようなことを眼目として剣術を稽古していたのか。現代の世界観との違いも感じられてくることと思います。

 今回ご紹介する卜傳流剣術と林崎新夢想流居合の稽古ですが、近世後期には、日本各地で失われていった古い流派のため、普段、関西の地では体験する機会がないことでしょう。

ぜひ「津軽の剣」を体験してみてください。

さて、その実技ですが、

 林崎新夢想流居合は、相手と接近して低く座って稽古しますが、

 卜傳流はそれと真逆で、相手から離れた間合いで対峙し、つっ立って稽古します。

 互いに対照的な技法ですが、今回の連続講座では、23日の林崎新夢想流居合で養成した低い足腰をもって、24日にこの卜傳流剣術を学べば、両者が響きあい、日常ではあまり感じることが無いような、「座る」と「立つ」のどちらでもなく、重くも軽くもある玄妙な身体と、重厚な剣技が出現してくることでしょう。

各武術・武道の経験者のみならず、全くの初心者の方も歓迎いたします。

 皆様と稽古しながら、さらに光岡英稔師範の観法によって、古き形の深奥に内包されている見えない理を照らし出しいただくことで、共に感得できる場となれば幸いです。


修武堂 主宰 小山隆秀

(光岡英稔先生 国際武学研究会 主宰)

今や大阪カメカメ企画で定例となりつつある修武堂の小山隆秀先生と私・光岡英稔によるカメカメ企画 コラボ講座、修武堂の家伝である林崎新夢想流居合、卜伝流剣術を始めとする“修武堂の家伝武術”を紐解いて行く会を今年も開催することになりました!

この会では日本武術の「居合い」の源流である林崎流と、最も古い日本剣術の一つである卜伝流が稽古学習できるよう二日間に渡って稽古を進めて行きます。

この二日間でしか味わえない《カメカメ企画×修武堂の武術×光岡武学》ならではの醍醐味の一つは何と言っても修武堂の小山隆秀先生による“小山先生”ご本人の人柄と独特の指導中の間の取り方、笑いの取り方などがたまらなく頼もしいので、そこも見どころの一つになるかと思います。

小山家は代々弘前藩の武術指南役を務めていた家柄でもあり、小山隆秀先生の代まで家伝の各武術が伝わっており、今は修武堂で受け継がれ、研究されている林崎新夢想流居合、卜傳流剣術を家伝として日本武術を研究している世界的第一人者の一人であります。

そのような方であるにも関わらず修武堂 堂主である小山先生ご自身が教えられている形や動きを気さくに教伝されながら「いま私はこうしてるけど、本当は違うかも知れないんですよ、本当のことは分からないので…」「この形の動き、こっちの方向で良かったと思うんだけど、あれ違ってたっけ、Sさん、Tさん、これで合ってたかなぁ」などと真面目に家伝の形を講習中にも忘れられたり、しまいには「うちの流祖の林崎甚助は実在したかどうかも怪しいところがある人なんですよね、ハハハ」などと言い、自流の自虐ネタを交えながら、たのもしく皆を和ませてくれる雰囲気の中で稽古は展開されて行きます。

ちなみに、小山先生のお祖父様の道場は近代剣道家なら誰でも知ってるはずであろう、今の現代日本剣道・創始時の中心人物の一人であった笹森 順造範士が林崎新夢想流居合を習いに来ていた道場でもありました。

このように弘前藩の指南役を代々勤めた生粋の武家のサラブレッドのような家柄の先生でありながらも、小山先生の講習会中のトークはとても面白く、先生の人柄もあり、本来ならシビアなはずの武術稽古を、常に皆が和むような雰囲気の中で進めてくれます。

技とか型の手順が覚えられなくても、小山先生にお会いし、稽古風景を体験するだけでも講座は十二分に参加する価値と意味があるかと思います。

そこにプラス・アルファとして時折り展開される小山先生のお仕事と関係する民族学、妖怪や民族風習の話しなども面白く、講座の特典として語られる時があります。

武術/武道プラス・アルファこの辺りのことに御関心ある方にもオススメいたします。

この度は、私の方も光岡武学における最新の日本武術/武道を見直す上で必要不可欠となる林崎新夢想流居合と卜伝流剣術に潜む身体観、勁導、集注観を「導観法」「試し稽古」を通じて稽古して行きます。

また、今回は「日本剣術」の中核をなす身体観、勁導、集注観、型の捉え方などの初公開となる新発見の内容もあります。

小山先生や私と共に日本武術における古流剣術、居合の研究を通じて、古から伝わる日本人の所作、稽古の仕方、型の世界に潜む身体観を見出す術を今回は皆に紹介していきます。

お楽しみに!!

国際武学研究会 主宰 光岡 英稔

【日程】

両日とも1日かけてじっくりお稽古する1日クラスとなります

13:30~16:301部小山先生による林崎新夢想流居合の基本(抜刀と趺踞と「向身」七本)の稽古
17:00~19:302部光岡先生による導観法、身体観、勁導、集注観の稽古
19:45~20:453部林崎のおさらい

13:00~16:001部小山先生による家伝卜傳流剣術の基本(大太刀「表」「裏」五本)の稽古
16:30~19:002部光岡先生による導観法、身体観 勁導、集注観の稽古
19:15~20:153部卜傳流のおさらい

【参加費】

1日クラス 30,000円

2日両日参加 50,000円

※支払期日までに事前振込(お申込み下さった方に振込先等詳細をお知らせします)

参加費のお振込みの確認をもって、お申込み手続き完了とさせていただきます。

【キャンセルについて】

11月23日(土)・24日(日)のコラボ講習会の申込みに関して、人数も限定されておりますことから、11月14日(木)以降にキャンセルされた場合にはキャンセル料が発生します。

11月13日(水)までにキャンセルしていただけましたら、キャンセル料は掛かりません。

但し、返金の際には、振込手数料と返金手数料1,000円を差し引かせて頂きます。

11月14日(木)以降に申込みをキャンセルされた場合には、特別な理由がない限りはキャンセル料(参加費全額)が発生し返金不可となります。

もし何らかの急な事情、特別な理由で直前に参加できなくなりキャンセルされた方でキャンセル料免除を希望される場合にはお申し出ください。

【定員】

23日(土)林崎新夢想流居合、24日(日)卜傳流 各20人程度

【会場】
大阪市区内の施設(お申込み頂いた方に詳細おしらせいたします)
【服装について】

特に規定が有りませんが、動きやすい格好にて参加ください。

ジャージ、道着、緩めのスポーツ・ウェアなど。

【持参するもの】

帯や武具はお貸しすることもできます(数に限りがあります)

帯(腰に2回から3回ほど巻ける長さの帯であればOKです)

お持ちの武具(三尺三寸・小太刀・木刀)

筆記用具(先生方の座学を筆記されたい方)